盛大な祭祀(さいし) を営む
大牲(たいせい)を用いて吉(きつ)。
往(ゆ)くところあるに利(よ)ろし。
(沢地翠)
(たくちすい)
「大牲」とは大きな生(い)け贄(にえ)。
国王が行う祭祀(さいし)には人心を集め、
真心を奉ずるものであり、
本来、供物の大小は問わない。
しかし、その時にできる限りを
捧げるようにする。
人も物も多く豊かな時は供物も盛大にし、
人心を一つに集める為に、
国をあげての大イベントを催すことだと
教えている。
沢地翠は、人も物資も集まり、
大いに豊かに栄える時を表す卦(か)。